2025.02.05
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(10)音を視る 時を聴く

NATSU
秋?冬?春?
NATSU!

どうも、みなさん、
NATSUです。
先週ACEと
「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」に行ってきました。

わたしは以前ブログに書いた「怪物」という映画が好きで、高校生のときに3回ぐらい映画に行きました。
映画を観て1回目は物語、そして2回目は音楽のために行ったと言っても過言ではないくらい、この映画の音楽は美しかったのです。
(3回目は誰かとこの物語を共有したい気持ちでお母さんと行きました)
その映画の楽曲が好きでよく雨の日にこの曲のサウンドトラックを聴いています。
この展示に行く朝に少し早起きをして映画を観て、
美術館に向かう途中の電車でも坂本龍一さんのなかでいちばん好きな楽曲の「aqua」を聴いて向かいました。

今回の展示は水(=aqua)を使っている演出が多くて、わたしのテンションが上がりました。
「わたしの好きな曲の『aqua』もしかしてとても大切にされている!?」と思ったりもしましたが、
調べてみると意外と理由がちがったりもしましたね、、、笑( ˘ω˘ )
しかし勘違いから考えることもたのしい時間でした。
わたしが印象に残った展示物はいくつかありまして、まず最初に
『async–volume』

こちらは
坂本龍一さんが「async」(アルバム)制作のために過ごした背景が窓のように展示されているお部屋でした。
直接的な坂本龍一さんの痕跡はないものの、こういうものを見て生きていたんだという坂本龍一さん視点の窓がいくつもあって
間接的に坂本龍一さんの存在を感じられるものでした。
もうひとつは
『霧の彫刻』

『霧の彫刻』
このキーワードを見るだけで厨二病心が揺さぶられますね。
SNSでも割とこの展示はわりと話題になっていて、写真を撮りに来ている方が多かったです。
わたしたちが見に行った日はすごくお天気がよろしかったのですが、天気がいいなか美術館で霧を生み出しちゃうのがおもしろいし、青空の下の霧は映えましたね。
そして思った以上にずぶ濡れになりました。(それがこのブログ1枚目の写真です)
お風呂上がりかと思いました。(^ω^)
彫刻は今まで鑑賞するものと思いましたが、
体験する彫刻は初めてでした。おもしろかったです。
最後に
わたしが一番印象に残ったのは、やっぱり一番最後の展示。
『Music Plays Images X Images Play Music』
1996–97年のパフォーマンスを再現した新作インスタレーションです。
人間の心理的に一番最後に見たものは印象に残りやすいらしいですが、それ抜きで
たとえ途中にこの展示があったとしてもわたしのなかで感動していたと思います。
この展示によって、わたしはもう体験することができないはずの坂本龍一さんの生演奏を体験することができました。
わたしは前回のブログで「場所によって広がる記憶があること」を書きました。
https://whitescorpion.jp/blog/2025/02/01/5294/
それが物の方もいるんだろうとこの展示を見てよりいっそう強く思いました。
水に触れて坂本龍一さんを思い出すひと
風の音をきいて坂本龍一さんを思い出すひと
ピアノをみて坂本龍一さんを思い出すひと
記憶だけじゃないよ、ちゃんと存在していたんだよと
そう呼びかけるような展示に感動しました。

わたしが坂本龍一さんに興味を持った頃には亡くなられていましたが、確かに彼がいたんだという、それを伝えるという展示がわたしの心の琴線に触れました。
それを繋いでいきたいと思うひとが多くいるからこそこの展示は成り立っているんだなと思いました。
わたしもそんなひとになれるように精進していきたいと思いました。
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
Comment(10)
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つむしお
2025.02.07
遠くて行けないけど日美でしてたね(見逃したけど)
たまにはのんびり美術館行きたくなりました -
かずパン
2025.02.07
こんばんは!
坂本龍一×NATSU
いつもブログを読んでNATSUの感性の鋭さに驚かされますが、今回もやられました🙂↕️
素晴らしい人やものや音楽や空間
そういったものとの出会いが人生を豊かにしていくよね
いつも素晴らしいブログありがとう!
また楽しみにしてます😊 -
トルスエ
2025.02.06
NATSUちゃんブログ書いてくれてサンクスです😆🎵
坂本龍一さんの行ってきたんだね😀霧の彫刻すごく幻想的でカッコいいですね🙂
時間あったらカッパ着て行こうと思います😃じゃ、またねー(’-’*)♪
-
クロネコ
2025.02.06
感性を大事にしている思いが伝わってくるblogですね。
energy flow を聴きながら読ませてもらうと、NATSUさんの思いが静かにつたわってくるように感じました。
流れる水、透明に佇みながら空を映す水、静かにゆれる水、そして霧
静かなピアノ、風の音が聞こえたような気がしますNATSUさんお勧めの「aqua」も聴きました
哀しいけれども、なにかとても大切なことを思い出しそうになります。
記憶が、大切な記憶が、忘れちゃいけないことがあるよねって言われてるような気がします。わたしの中にも大切なNATSUさんの記憶がありますよ
大事にしています。 -
yuta
2025.02.05
おつカレーうどん😄
今回のブログもさすがNATSUだと思わせる、まるで一本のドラマを見たかと思わせる細かい描写的な解説で、伝えたい事を訴えてくるところは才能が無いと出来ないと思うので、NATSUには作家の才能があるんだなとあらためて思いました。いつか小説でも書いてみてください。
期待してます😊
じゃあまたね(^o^)vスコピース! -
TAKA🩷
2025.02.05
NATSU殿(お嬢)
某、坂本龍一氏の音楽との出会いは
中学生の頃「YMO」でしたな
其れはソレは衝撃いや蠍的に言い回し
すると初撃的なテクノというジャンル。
かなり傾倒したもんですそして同じアーティストで世代を越えて
繋がっているとは感慨深いものですね😸 -
TTてつや
2025.02.05
坂本龍一
この名前を知らない人はいないのではないでしょか?あまり詳しく知らないけど
個人的は戦場のメリークリスマスの曲が好きかな! -
きゅーまる
2025.02.05
おつかれサマーです。坂本龍一さんが遺していった数々の大切なものたち。それを繋いでいきたいと思う人。
そして、それに触れてみたい、感じ取りたいと思う人。そのすべての繋がりって、素敵なことだなぁと思います。 -
いりうわ
2025.02.05
教授には猫が大好きな娘さんがいまして、私が学生時代に、突然現れた謎のシンガーが、坂本みうさんという教授の娘さんだったんですよ。
最初は、全て明かさずにデビューしたんです(^^)
坂本一家は、皆こういう一面がありまして、展示の霧や明暗を見ていると、素敵なミュージシャン一家だったな、と思い出しました。 -
マケ・マセンヨ
2025.02.05
坂本龍一さんの音楽はYMOっていうグループだった時から好きで、
ソロ作品でも素敵な曲ばかりだけど一番よく聴いてたのは「音楽図鑑」
っていうアルバムかな。
それからいろんな人の曲を聴くようになってたまたま松隈さんが楽曲プロデュースした曲にも似たようなエモい魂を感じてWACKのグループからWAggのサアヤイトを知るようになり、今ホワスピのNATSUちゃんに辿り着くって感じなので、音楽も水や風のように大きな流れで繋がってる気がするね。
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